櫻子さんの足元には死体が埋まっている あらすじ・感想(ネタバレあり)
僕は1週間に一冊は本を読みますが、
中でも推理小説は最近のマイブームでした。(過去形)
最近読んだ「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」も、
推理、ミステリーモノ…と見せかけてそうでもない作品です。クール系お嬢様好きにおススメ。
あらすじ
北海道・旭川市に住む高校生・館脇正太郎は、良家のお嬢様にして「骨」を愛してやまない標本士の女性・九条櫻子と、とある切っ掛けで交流を持つようになる。その先々で様々な人の死に絡む事件に遭遇することとなり、検視官としての技能を持つ櫻子の推理に付き合うこととなるが、やがて不可解な殺人事件の背後に潜む教唆犯・花房の影が見え隠れしてゆく。
あらすじはこんな感じ。
シリーズ物として何冊か出てるみたいですが、1巻は3つの短編で構成されていました。
常識外れで自由奔放なクール系お嬢様の九条 櫻子(くじょう さくらこ)と、平凡な男子高校生で尻フェチの館脇 正太郎(たてわき しょうたろう)が活躍するストーリー。
所謂ワトソン役の舘脇くんの一人称で話は進んでいき、櫻子さんに振り回されながら事件を解決していくコンビシリーズという感じ。
クール系お嬢様に振り回されるのって…いいよね… いい…
逆に櫻子さんが好きになれないと苦痛でしかない作品だと思います。
正直な感想を言うと読者が謎解きを楽しむタイプのモノではなく、単純に娯楽小説と言えるものでした。
基本的に推理小説と言えば
事件発生→捜査する→推理する→犯人の指摘
の流れですが、この作品では櫻子さんが犯人の条件を提示し、
後日犯人が逮捕されソレは櫻子さんの推理通りであった…的な流れなので、櫻子さんが「犯人はお前だ!」するシーンを期待してる人はモヤモヤするかもしれません。
僕は櫻子さんがカッコよく犯人を指摘してくれると思ってたので、その点は残念。
んで僕が一番気になったのは、舘脇君が気にしていた櫻子さんのケツでも、2人の微笑ましい関係性でもなく。
一番目についたのは表紙の絵だったんです。ちなみに右が櫻子さんで左が舘脇君。
いや櫻子さんガタイ良すぎじゃん…
ぶっちゃけ推理モノとして本を手に取ったわけではなく
謎のガタイの良さが気になって取りました。アホですね。
僕の不安をよそに、読み進んでいくと主人公が華奢で櫻子さんは元々ガタイのいい設定だったらしいです。作画ミスじゃなかった!
櫻子さんは変人かつ人間離れした精神を持っているため人を選びそうですが、やはりコンビ物はワトソン役とホームズ役の掛け合いが楽しくて気軽に読めますね。
アニメ化もされているらしいので、興味がある方はお盆に読むか見るかしてみてください。してくれ。